第6回 完結できる人
さて、完結できる人ってどんな人でしょう。売り上げをどんどん伸ばす人。難しい課題を次から次へクリアしていく人。依頼したことの10倍、100倍の結果を出す人。いいえ、私の考える完結できる人はそんな人ではありません。ある社員が上司から「〇〇さん、今度うちの社内報を出したいんだけど作ってくれない?」頼まれた社員は、ふと考えます。「社内報、ふーん、なんか聞いたことがあるけどどんなだっけ。」ネットで調べてみます。なるほど、こんなものか。それでうちの会社なら何を載せるといいのかな、わからないなりにこの記事とこの記事、この人に取材してみようかな、そして上司に尋ねてみます。「こんなかたちで作ろうとしていますがどうですか?」すると上司が答えます。「あ、それでお願いね。」社員は、「え、これでいいの」と内心ドキドキ、でも思いきってじゃ、これでやってみよう。見よう見まねでついに社内報が完成しました。「うちの社員は50人だからとりあえず50部印刷しておいてあげよう。」この社員の任務は完了しました。そうです、私が考える完結できる人はこの人です。決してすごく難しいことをする人ではありません。売り上げに直接貢献できた人でもありません。普通のことを嫌がらずに、はじめから最後までやり通した人。この人が完結できる人です。


