第18回 体を動かさなくなる
しごとを辞めて一番明らかなことは体を動かさなくなることです。これまでは通勤に歩き、電車を乗るために駅の階段を上り、昼休みに喫茶店に出向きと1日、体や足腰を使ってきました。ところが勤務先に行くことがなくなるとその日から出歩くことはまずありません。どう考えても楽というよりは体に悪いんじゃないかと思ってしまいます。週に2、3回、ジョギングをはじめてみます。元気になるのかなと期待してみます。結果はあまり効果があるようには思えません。まあ2,3週間で効果を期待するほうが間違いなのですが。定年でしごとに区切りをつけて次のステップに行こうとしているのにプラスのイメージが湧いてこない、このような人がたくさんいるように感じてきます。学生時代の同窓会の飲み会が時々あります。話にあがるのは一様に健康のこと、こんな病気を罹った、昔より体力がなくなったという話。同じ経験をしているので皆、「そう、そう」と話は合うのです。ただかつてのようになにげないことに楽しそうに話したり、些細なことで大笑いしたりすることがなくなってきたと感じます。健康は人生の次のステップを歩むために欠かせない要素です。なんとかして体を動かさねば。


